去る7月14日は「内臓脂肪の日」でした!
7・・・な
1・・・い
ぞ
う
4・・・し
ぼ
う
の
日
かな? ちょっと強引!笑
といわけで…
今日はお腹の「皮下脂肪」と「内臓脂肪」との付き合い方についてお話ししたいと思います!
年と共にお腹周りについていくなかなか落ちない脂肪。
この脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類があります。
女性は特に40代50代になり更年期を迎えると、女性ホルモンの減少によって、今までついていなかった内臓脂肪がつき始めるということが起こってきます。
見た目が気になるのはもちろん、これを放置してしまうと様々な代謝性疾患につながってしまいます。
お腹がふっくらされているかたは、それが「皮下脂肪」なのか、「内臓脂肪」なのか、もしくは両方なのか…
を知ることが大切です!
まずは「皮下脂肪」から…
つまめるもの、揺らしたときに揺れるものが皮下脂肪の特徴です。
脂肪=悪いもの
と思われがちですが、皮下脂肪は悪者ではありません。
エネルギーの貯蔵庫であり、体のクッションの役割をして外部からの刺激や衝撃をやわらげたり、熱を伝えにくいという性質から断熱・保温の働きをしたりしています。
また、適切な量の脂肪は「アディポネクチン」というホルモンを分泌します。この「アディポネクチン」は糖尿病の予防や血圧を下げる作用、動脈硬化を予防する働きがあります。
ちょい太、ちょいぽちゃが一番長生きをすると言われているのはこのためです!
一方で「内臓脂肪」は臓器の周りにまとわりついているような脂肪です。
具体的には筋肉や肝臓、心臓などの周りに蓄積している脂肪で、つまめないようなお腹であっても、内臓脂肪がついているということもあります。
これが「内臓脂肪症候群」いわゆる「メタボ(メタボリックシンドローム)」と言われているものです。
内臓脂肪がたまっている状態というのは、体の中で常に炎症が起きているということになります。
脂肪肝や膵臓のインスリンの分泌を抑えてしまったり、炎症性サイトカインという体中に炎症を引き起こす物質が大量に分泌されてしまいます。
これによって糖質の代謝が乱されてしまい、インスリン抵抗性が生じて糖尿病につながったり、炎症が全身に飛び火していくことで活性酸素が大量に発生して、体の様々なところにダメージを与えてしまいます。
血圧の上昇、血が固まりやすくなるといった血管障害、心臓病、糖尿病の原因にもなります。
ですから、内臓脂肪の蓄積は万病のもとと言われています。
寿命を延ばすのが皮下脂肪
寿命を縮めるのが内臓脂肪
ということになります。
CTを撮ることで皮下脂肪、内臓脂肪は見ることができます。
ぽっちゃりしていて皮下脂肪がたっぷりある人の中でも、お腹の中を覗くとあまり内臓脂肪がない人もいます。
逆にやせていてほとんど皮下脂肪はないのに、なぜか内臓脂肪だけあるという人もいます。
もちろん両方あるという人も…
それぞれの生活習慣を聞いてみると、定期的な運動をしているかどうかがカギとなります。
週に2、3回程度、30分位のウォーキング等の有酸素運動をしている人は、やせていてもぽっちゃりしていても内臓脂肪は少ないのです。
内臓脂肪は非常に燃焼しやすいという特徴がありますので、30分程度の有酸素運動をするとすぐに燃焼します。
定期的な運動が内臓脂肪を減らすポイントです🌟
メタボリック症候群=運動不足症候群
というわけですね!
注意点としては、30分程度の運動を行っても体重は減りません。
体重が減らなくても、内臓脂肪は減っていることを信じて継続的に運動を行いましょう。
別に痩せなくてもいいのです!内臓脂肪が減ってくれれば!!
内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方としてお腹周り(腹囲)を測る方法がありますね!
男性・・・85cm以上
女性・・・90cm以上
これを上回ってしまうと内臓脂肪が問題になるくらいたまっているかもしれないという目安になります。
お食事で内臓脂肪を減らす方法としては…
毎日大さじ1杯(15mL)のお酢を摂取することです。お酢に含まれる酢酸が脂肪燃焼をサポートし、内臓脂肪を減少させるという研究結果が出ています。
ダイエット効果を高めるなら、運動を開始する30分前にお酢を飲むのがおすすめです。
酢酸は加熱OKのため、お酢をそのまま飲むのが苦手なかたは、調味料として煮物やスープに使用したり、毎日のお食事に取り入れてみてください♪
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます😊