nanairoy’s diary

欠けた月の黒いところ♪

腸内環境は超難解⁉️

 

私には、やり始まると何事とことんやってしまうというところがありまして…💦

少し前のことになりますが…

腸内環境をより良くしたいと思うがあまり「プロバイオティクス」(オリゴ糖類や、食物繊維類など)や

「プレバイオティクス」(乳酸菌やビフィズス菌などの生菌製剤およびヨーグルトなど)

を我武者羅に摂りまくっていた時期がありました。。

 

ですが摂れば摂るほど下痢になってしまったり、常にお腹がゴロゴロと鳴っていてパンパンに張ってしまったりと、決して快調とはいえない状況が続き…😭

どうして❓❓と思っておりました。

 

その答えがこちらの書籍に…


f:id:nanairoy:20220702160530j:image

 

ある患者さんが、今までまったくお腹の不快な症状がなかったのに、ある医師から大量の「善玉菌」のサプリメント(通常量の100倍の)を数ヶ月間処方された結果、お腹がパンパンに張るようになり、下痢に悩まされるようになったという人がいます。その医師は「善玉菌はたくさん飲めば飲むほどいいんだ」と言っていたそうです。

 

私も実はそう思っていました。。

 

現在、日本の風潮としては、「善玉菌さえ摂っておけばいい」「ビフィズス菌や乳酸菌は無条件で体にいい」「プロバイオティクスを摂ることが腸活」という状態になっているように思います。

 

もともとお腹の調子が悪くない人にとっては、その風潮は、それほど悪影響はないものと考えられますが、やはり上限というものを考慮しないと健康被害に繋がる可能性があるようです。。

 

江田先生が実際に診療をしていると、テレビや雑誌でやっていて長生きしたいから腸活するんだと、「毎日3食、発酵食品、納豆、ヨーグルト」を一所懸命食べ始めたとたん、お腹がパンパンになって、下痢や腹痛やガスが止まらなくなってしまい受診するという患者さんが実に多いそうです。

納豆、ヨーグルトなどの食べ物は「高FODMAP食」といって、小腸で吸収されづらいため腸内細菌のエサとなりやすく、腸の中で急激な発酵を起こすのだそうです。

 

もともとお腹の調子が悪いSIBO(小腸内細菌増殖症)や過敏性腸症候群の患者さんがこの「高FODMAP食」を摂ると、かえって症状が悪くなってしまいます。

 

とはいえプロバイオティクスを使用した後に過敏性腸症候群の症状が改善したという患者さんもいるそうなので、そこは反論できないところもあるようですが…

 

もちろんですが、SIBOや過敏性腸症候群などの腸の症状がなければ、納豆やヨーグルトなどの発酵食品は、私たちの腸内環境をより良くしてくれることもある優れた食品であることは言うまでもありませんが、食べ過ぎには注意が必要ということですね!

 

腸内環境とは何と難解なのでしょうか…

 

江田先生曰く、

腸を健康にすることで一番大切なことは

「同じものばかり繰り返して食べない」

ことだそうです。

 

腸内細菌は、私たちが食べ物として摂った食物繊維をエサとして増えて、腸の中で生活しています。まさにヒトと腸内細菌は「共生」しているのです。

そして、腸内細菌の種類(バリエーション)がたくさんあるほど、腸の粘膜のバリア機能がしっかり働いて免疫力が上がります。この腸内細菌の「多様性」が、腸の健康を保つ上で重要なのですね。

同じものばかり食べる習慣を持っている人の腸の中をのぞいてみると、腸内細菌の種類が減って、似たような数種類の細菌しか育たなくなっているそうです。腸内フローラのお花の種類が少ないということですね。

 

私達人間社会だけでなく、腸も「多様性」の時代…

 

人によって腸内フローラの構成は千差万別異なりますので、個々人の腸内環境に応じて、健康な体を維持するための腸内フローラをデザインしていく時代になってきているのではないでしょうか🌟

 

f:id:nanairoy:20220702180652j:image

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます😊