今週のお題「最近読んでるもの」
私が昨日読んだ本をご紹介させていただきます。
こちら、
今日、誰のために生きる?
です。
ペンキ画家のSHOGEN(ショーゲン)さんが、アフリカのペンキアート「ティンガティンガ」を学ぶために、タンザニアの「ブンジュ」と呼ばれる村で生活し体験した「幸せがずっと続く30の物語」が描かれています。
本の後半では、作家であり幸せの翻訳家、ひすいこたろうさんが、幸せがずっと続くブンジュ村のエッセンスを、現代の日本人がどう日常に落とし込んでいけばいいのか、具体的なワークをつけて解説してくださっています。
ブンジュ村の幸せの秘密が、縄文時代の日本人のスピリットにあったという不思議なお話もあり、自分が日本人であることを誇りに思える、そして本当の豊かさとは何かを気づかせてくれる一冊です。
本を読む時間がないかたは、是非こちらをご覧ください。
「今日、誰のために生きる?」
「私はあなたのことを信じてる」
「人間らしいね」
これらの言葉は、ブンジュ村の合い言葉とも言えるほどよく使われており、すべてかつての日本人の口癖だったと言います。
「日本人は虫と話をするために、日本語を生んだんじゃないかな」
ブンジュ村の村長の言う通り、虫の鳴き声や葉がすれる音をメロディーのように美しく感じられるのは、日本人とポリネシア人だけなのだそうです。
しかし、心にゆとりを失い、この感性を今、日本人は眠らせてしまっています。
それに対して村長は、
「ショーゲン、何で日本人は心のゆとりを失ったんだ?
今の日本人は、みんなそうなのか?
空も見上げられない人が多いのか?
誰かに、心のゆとりを持っていかれたのか?
本当の日本人は、そうじゃなかったんだ。
世界中で一番、空を見上げる余裕を持っていたのが日本人なんだ。
取り戻してくれ、今すぐに。
世界中の人が一番大切にしないといけないのは、日本人だとおれは言い切れる。
だから、その感性を取り戻してほしい。
日本人は、心の豊かさと、ゆるがない心の安定を持っている人であってほしい。
それが日本人の役割なんだよ」
自然と会話するかのように、虫の音に耳を傾ける感覚を生活の中に取り入れることができるはずの日本人が今、心にゆとりを失っているのはなぜなのでしょう…
ブンジュ村の子どもが、小さい時からお母さんに教えてもらっていることは、
「自分が、自分の一番のファンでありなさい」
ということだそうです。
だから、
「ショーゲン見て!オレのオレンジのむき方、かっこいいだろう?」
「オレはズボンを上げる位置をちゃんと決めているんだ。そんな自分を愛しているんだよ」
「オレのアボカドの切り方、最高だろ?」
「オレは、自分がやること全部、好きなんだ」
というように、とにかくいちいち、自分のすべてを愛しています。
自己肯定感高すぎですね!笑
「自分が、自分の一番のファンでありなさい」
ということは、自分に愛を吹き込む行為。
ブンジュ村の村長曰く、
「愛が注がれたものからしか、愛は与えられないんだよ」
自分自身を愛で満たしていれば、自分の行為のすべてに愛が宿る…
それは周りの人にも愛を注ぐことにもなる。
ブンジュ村の人々はそうやって育ち、愛を持って丁寧に過ごす日々の中で、喜びを感じながら自分のために生きています。
「ショーゲン、あなたは、明日も自分のために生きるんだよね。おやすみ」
ブンジュ村での寝る前の挨拶だそうです。
本当の意味で自分のために生きるとは、自分の心の声に耳を傾け、自分の喜びにどこまでも寄り添い、その喜びを素直に表現して生きること…
あなたも、自分のために生きませんか?
それが周りの人にも愛を注ぐことになるのだから…
今日もお読みいただき、ありがとうございます🍀