保育園の園長先生をされていた、95歳のK子さん。
施設に入所し、はや2年が経とうとしています。
軽度の認知症はありますが、何に対してもいつも気丈な振る舞いのK子さん…
先日の七夕の短冊にはこんな願い事が…
ご家族から
施設での生活を、病院での治療だと言われていて、治療が終われば家に帰ることができると思われているようです。
普段、何も言わず生活されていますが、本当は家に帰りたいのですね…
昨年の10月に入所された、92歳のTさん。
施設への入所を納得されておらず、家に帰るからメシはいらないと、入所2日目から断食生活。
「俺はいつ死んでもいいんだ」
と、頑なに食事もお薬も拒否され…
水分だけは何とか摂ってくださっていました。
3日目にご家族をお呼びし、説得を試みましたが納得されず、一旦家に帰られました。
翌日、納得されたとのことでTさんが施設に帰ってこられました。
お食事もちゃんと食べてくださり、その後は家に帰りたいとの訴えもなく…訪室するといつもにこやかにお話ししてくださいます。
本当は家に帰りたいのでしょうに…
やはり気丈に振る舞っていらっしゃる。
どんな行いより、ご立派だなぁと私は思います。
そんな入所者様に私が出来ることは、美味しいご飯を提供すること…
Tさんにはいつも「味が薄くて食えない…」と愚痴をこぼされてばかりですが…笑
ご家族の面会以上に嬉しいことはないのだろうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます🌟