今日は、美味しくてスーパー健康フードな食材の紹介です🌟
秋の味覚の代表格といえば「マツタケ」ですが、
美味しさ、栄養面において勝るとも劣らない
「タモギタケ」というきのこを、皆様ご存知でしょうか?
たもぎ茸は、ヒラタケ科ヒラタケ属のきのこの一種で、鮮やかな黄金色をしているのが特徴です。
おもに北海道や東北地方、海外では中国北部、ロシアにかけて自生しています。
日本では、温暖な本州以南ではあまり発生しておらず、北国の短い夏の期間にだけ発生し、シイタケやしめじなどのように人工栽培が容易ではなかったことから、長い間「幻のきのこ」と呼ばれてきました。
古代中国では縁起物とされ、皇帝や貴族しか口にすることができなかったと伝えられています。
栄養面の特徴として…
ビタミンEの何と7,000倍の抗酸化物質といわれている「エルゴチオネイン」を、他のキノコの約10倍含み「スーパー健康キノコ」ともいわれています!
エルゴチオネインは、DNAの損傷や過酸化脂質の生成を防ぐ働きが期待されています。
この強い抗酸化作用により、認知症予防に対する効果も認められてきています。
それに加え、光による肌の老化を抑制する効果があるといわれており、美容の面からも注目されている成分です。
「エルゴチオネイン」について、詳しくはこちらのページをご覧ください!
※ホクト きのこらぼ
https://www.hokto-kinoko.co.jp/kinokolabo/jiten/jiten12/
また、抗酸化作用に優れた「β(ベータ)グルカン」の含有量が多いことでも知られています。
β-グルカンは、キノコ類や酵母の細胞壁に多く含まれる成分の一つです。
免疫機能を担うマクロファージや、ナチュラルキラー細胞などの働きを促す働きがあることから、免疫力を高めるほか、がんを抑制したり、アレルギーを緩和したりする効果が期待されています。
また、β-グルカンは不溶性食物繊維の一種でもあるため、コレステロールの排泄や便秘の解消にも効果的です。
βグルカンの中でも、『β1.3グルカン』を含むきのこは、たもぎ茸以外にはないそうです。
その他、美容に欠かせないコラーゲン組成に大きな役割をもつグリシン(アミノ酸)を、群を抜いて多く含有しています。
このグリシンには、血管を拡張させて深部体温を下げる働きがあることから、自然で質の良い睡眠に促す働きがあります。
ほかにも、体内で合成できない必須アミノ酸をはじめとする20種類以上のアミノ酸、ビタミンB1、B2、ミネラルなどがバランスよく含まれています。
その上、食べても美味しいきのこなんです❣️
「出汁きのこ」とも呼ばれるほど、旨味成分がたっぷり✨
グルタミン酸は、昆布と同じぐらいの比率で含まれています!
香り高く歯ごたえのある食感に特徴があるので、バター焼きや炒め物、天ぷら、また鍋や炊き込みご飯に入れても美味しく召し上がっていただけます。
※タモギタケレシピはこちら
https://www.athree.info/recipe/
我が家ではよくきのこ汁にしていただいております!
野球のバットの原料にもなるタモの木に生えるきのこなので「タモギタケ」。
タモの木のほか、ニレやカエデ、ナラの倒木などにも生えるそうです。
最近はスーパーでもよく見かけるようになりましたので、見つけた際は少し多めに購入して天日で乾燥させておき、少しずつ出汁として利用しても良いですね!
是非一度ご賞味くださいませ💖
今日もお読みいただき、ありがとうございます😊