食事中に水をたくさん飲みすぎてしまうと、食べ物を消化するための唾液などの消化酵素や胃酸が飲んだ水によって薄まってしまうことはご存じでしょうか?
それによって、せっかく口にした食べ物を消化する働きを抑えてしまいます。食べ物が十分に消化されていないと、うまく栄養素を吸収することができずに栄養不良になるだけでなく、胃もたれや腸内環境が悪くなってしまって、便秘や下痢になってしまうこともあります。
食事中、水分を摂られるかたはとても多いと思います。かくいう私も、子どもの頃から食事の時には必ず水を片手に…よく噛むこともせず…💧食べ物を流し込むかの如く食べる習慣がありました💦
若い頃はそれでも特に問題なかったのだと思いますが、歳と共に胃腸の不調を自覚するようになり…気付けば「お腹が空く」という感覚を忘れる日々を過ごしておりました。。
現在はファスティングを実践中で…1日2食を始めてからは何と「お腹ペコペコ」な感覚が数年ぶりに戻ってきて…「お腹が空くってなんて幸せなことなんだろう✨」って、感じることができております🌟
ですがふと、食事中の水分のガブ飲みも胃腸を衰弱させる1つの要因だったのではないか…と思い、この記事を書くに至りました❣️
加齢とともに胃の弾力性が低下するため、胃に以前と同じ量の食べものを入れることができなくなりますし、小腸に食べものを送り出す速度も低下します。また、胃酸やペプシンなどの胃液を分泌する機能に加齢が影響することはほとんどないそうですが、ピロリ菌への感染等による萎縮性胃炎など、胃酸の分泌を減少させる病気は多くあります。
また、胃酸の分泌を抑えるお薬が処方されているということもあるかと思います。
じゃあそういったことを考慮し、食事中はできるだけ水分を摂らないほうが良いのか…というと、コップ1杯程度(100〜150mL)までであれば問題はないそうです! その場合は胃に負担がかからないよう、できれば冷たいお水は控え、温かい白湯やお茶にするのがポイントです。 ただし、お味噌汁やスープなどがある場合には、そこでも水分を摂ることになりますので、白湯やお茶などはできれば控えた方が良いでしょう。
食事からも水分は摂れているという事も頭に入れておくと良いかと思います。きゅうりは97%が水分(もはや水!)であることからもわかる通り、食事中の野菜やご飯なども多くの水分を含んでいます。 一般的には、1日3食の食事に含まれる水分量は800〜1,000mLと言われています。
それから、食前食後の水分補給にも注意が必要です。
食事の30分前からは水分摂取を控え、食後も可能なら2、3時間位控えるのが効果的です。しかし、続けていくには無理は禁物! 特に夏は3時間も水分を控えることは脱水を引き起こす危険がありますので、食事中と食事の前後30分前の間コップ1杯に留める程度から実践されることをお勧めします。
このほか、頻繁に水分を摂っていると、活性酸素を撃退するのに効果があるといわれる「唾液」の分泌を妨げることにつながります。そのため水分摂取は1時間にコップ1杯など「間」を作ることも心がけましょう。
では、身体を潤し続けるよい水分の摂りかたについて…
飲む「量」も大切ですが、飲む「回数」を意識することが効果的です。
1日に摂取すべき水分量は2.5L程度(飲み水としては1.2L程度)といわれますが、目的や体調、運動量や食事内容によってもその人に合った適量は違うものです。むやみに大量の水を飲んでも効果的とはいえません。
目安としてはコップ1杯程度(100〜150mL)の水を小まめに飲むのがよいとされています。
起床後に加え、入浴前後、運動後、就寝前など汗を流すタイミングで摂取することも大切です。
水分補給の恩恵を受けるには、こまめな水分摂取を継続し、体の内側から潤った状態をキープすることが大切です。十分な潤いを保った肌は皮脂量が安定してバリア機能が高まるため、ニキビができにくくなるケースも多いとのこと。
また、ダイエットに効果的な痩せ体質を手に入れたり、シワが目立ちにくくなったりするなどの効果も期待できます。
効果的な水分摂取で胃腸を労わり、さらに輝くお肌を手に入れたいものですね😊✨