nanairoy’s diary

欠けた月の黒いところ♪

脳のために

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昨日、フラッと本屋さんに行きましたところ…

新刊コーナーでこちらの書籍を見つけました♪

 

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「脳の栄養不足」が老化を早める!

 

 

脳の栄養…糖質が足りてない??

(だといいなぁ…🍙)

 

いえいえ、やはりそんなことではありませんでした💧泣

 

 

 

まず、改めて食事の目的とは何でしょうか?

 

 

空腹感を満たしたり、体を動かすエネルギーを摂取することだけでなく、

食事には、脳や体の機能を維持するために必要な栄養を摂取するという側面があることは、皆さんもおわかりのことと思います。

 

 

ただ空腹感を満たすだけの食べ方をしている人は、知らず知らずのうちに「栄養不足」に陥っている可能性があり、実はそうした「栄養不足」が脳の機能を低下させ、老化を早めているそうなのです。

 

 

「脳の栄養不足」を解消することで、

意欲が戻ってきた、

以前より頭の回転が速くなった、

という人がたくさんいて、なかには脳だけでなく、

体の疲れがとれやすくなった人、

止まっていた月経が再開した女性

もいるそうです。

 

 

様々な不調の原因が、実は「年のせい」ではなく

「栄養不足のせい」ということなんです!

 

 

年齢には逆らえないと思ってしまっていたかた、

決してそんなことはないのです!!

 

 

高齢化社会を生きる私たちが、年齢を重ねてもなお健康であり続けるためにはどうすればよいのか…

 

 

「何を食べるか、食べないか」で差がつくのです。

 

 

本書では、脳の働きに欠かせない栄養素として「ビタミンB群」が挙げられています。

 

ビタミンB群とは、

 

ビタミンB1

ビタミンB2

ビタミンB6

ビタミンB12

ナイアシン(B3)

パントテン酸

葉酸

ビオチン

 

の総称で、これらは単独ではなく、複合的に作用しています。

 

 

この、ビタミンB群は別名「代謝ビタミン」と呼ばれているくらい、あらゆるものの代謝に使われています。

 

 

ですから、非常に消費されやすい栄養素であるため、圧倒的に不足しやすいのです。

 

 

脳に必要な栄養を考えたとき、たんぱく質に加えて欠かせないのが、このビタミンB群になります。

 

 

ビタミンB群が不足すれば、脳のエネルギーが充分に得られない、情報伝達がうまく行われない…など、脳の機能が大きく低下してしまいます。

 

 

エネルギーを使うところでは、とりわけビタミンB群の消費が激しいのですが、特に多くのエネルギーが使われる脳は、ほかの臓器にも増して、ビタミンB群を必要としています。

 

 

 

それから、ビタミンDも脳にとって欠かせない栄養素です。

 

 

脳には関所のような役割をしている「血液脳関門」があり、脳の毛細血管は、その壁をつくっている細胞同士の間が狭くなっていて、脳の中に入ってくる物質を制限しています。

 

この血液脳関門の構造にビタミンDが大きく関与しており、脳を守る働きをしています。

 

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また、昨年夏に開催されました「2022年度全国栄養士大会」では 

国立長寿医療研究センターの大塚礼先生の

「食生活からの認知症予防:地域住民を対象とした長期縦断疫学研究」

というオンライン講演の中で、

脳と栄養を考える上で切っても切れないものが「脂質」だというお話がありました。

 

 

何故かというと、脳の乾燥重量(水分を含むものを乾燥させた時の重量)の約半分が脂質といわれているからです。

 

 

どうしてそんなに脂が多いのかというと、細胞膜(リン脂質)を構成する脂肪酸として非常に多く含まれているためです。

 

 

つまり脳は、脂がぎっしり詰まった脂の塊のような器官になります。

 

 

脳の多価不飽和脂肪酸の6割はDHAであり、脳は他の器官と比べても突出してDHAの構成割合が高い器官になります。

 

 

DHAと並んでよく出てくるEPAは、脳の中にはほとんどありません。

 

 

DHAがどうしてこんなに脳の中に多く存在するのか、は謎だそうです。。

 

 

脳内のリン脂質の脂肪酸構成を年代別で見ると、高齢ほどDHAの割合が下がるといった報告もあります。

 

 

記憶に強く関わる「海馬」などは「白質」に比べて非常にDHAの割合が高く、「前頭前野」にもDHAの割合が多く、脳内の部位によって、より記憶や認知機能に関わる部位にはDHAの割合が多いことがわかっています。

 

 

また、アルツハイマー病とそうでない人とではDHAの脳内の構成割合が違うことも報告されています。

 

 

さらに、血中のDHA濃度が高い人は、低い人に比べてアルツハイマー認知症の発症リスクが49%低いことが示されています。

 

 

特に遺伝的にアルツハイマー発症リスクの高い人においては、DHAが豊富な食事によって病気の発症を遅らせることのできる可能性も、アメリカでの研究で示唆されています。

 

 

本書でも、脳の機能アップのために摂るべき栄養素のひとつとして、DHAが紹介されています。

 

 

DHAEPAとともに魚油に多く含まれる成分です。

近年、魚を食べる量が減る傾向にあるため、不足しやすい栄養素のひとつになります。

 

 

「さかな、さかな、さかなー さかなーを食べーるとー♪」

「あたま、あたま、あたまー あたまーが良くーなるー♪」

 

 

は本当です!!笑

 

 

たんぱく質DHAEPAが豊富で、ビタミンB群も含むうなぎや青魚を食べて、老けない体と脳に変えていきましょう🌟

 

 

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昨日立春を迎え、暦の上では春になっておりますが、まだまだ寒い日が続きますので皆様もご自愛専一にお過ごしください🌸

 

 

今日もお読みいただき、ありがとうございます😊